【ルームツアー】 住みたい町を探して:温かみのある小さな家

みなさん、初めまして。僕は一人暮らし1年目の初心者です。現在、アパレル企業で働いていますが、担当業務はデザインとは無縁なので、自分だけの空間をつくるのは大変でした。それでも1年という時が経ち、それなりの雰囲気がある、おしゃれなインテリアに仕上がったようでうれしいです。

初めて一人暮らしをする部屋なので、どこかに記録しておきたいと思っていましたが、オンラインルームツアーでその話をさせてください。

⚡️ルームツアープレビュー

 

住みたい町を探して

本格的な部屋探しを始める前に、自分にこう問いかけました。「僕ってどんな町に住みたいんだろう?」。学校や会社近くの部屋を探すのが一般的ですが、僕が一人暮らしをする理由は親離れするときが来たと思ったからでした。何というか、当時の僕はなんでも他人に頼らず、自分で生計を立てるのが本当の大人だと思っていたようです。

そのせいか、部屋探しの第一条件は「僕が住みたい町にあるか」でした。そうして決まった町は景福宮近くの西村(ソチョン)です。築古物件が多くて、時間の流れが遅く感じる町でしたが、心が温かくなる気がして、ここに住んでみたいとずっと思っていました。この写真は家の屋上から撮った西村の風景です。

間取り図

 

 

この物件は築年数20年以上の2LDKアパートです。大家さんが数年前にリフォームをしてくれたおかげで、内部はきれいなほうでした。もちろん壁紙や床は僕の気に入るものではなかったのですが、費用も無視できないので、気に入らないからといって全部取り替えるのは不可能でした。

そこでインテリアに力を注ぐことにしました。例えば、家具や雑貨の配置、色の組み合わせなどで家の雰囲気をつくるんです。前の入居者が引き戸を取り外し、部屋2つをつなげてリビングにしていましたが、その構造が気に入って僕もそのまま使うことにしました。

Before

自分好みの家

景福宮と光化門の周辺はオフィス街なので、そこから近い西村は部屋数に比べて需要が高く、手頃な家賃の部屋を探すのは大変でした。6カ月近くの時間をかけて探したのがこの家です。3階の南東向きで午前中も日当たりがよく、珍しく「チョンセ」(まとまった金額の保証金を預けると家賃がゼロになる制度)の物件が出たのですぐに契約しました!

引っ越し初日の写真です。ご覧の通り布団と椅子しかなかったのに、今は家具や雑貨でいっぱいになりました。

リビング

ミニマリストとマキシマリストの間

 

 

僕は今まで自分がミニマリストだと思っていました。ですが、写真を見ると違いますよね。自分が好きなものを家にどんどん置いていくうちに、マキシマリストになってしまいました。

でも、整理整頓は必須。ものが多くても定位置を決めて片づけると、散らかっているようには見えないんです。

 

 

家具の中で買ってよかったと思うのはソファです。けっこう場所を取る家具なので、狭い家だと購入を迷いますよね。仕事から帰ってふわふわのソファに座って休んでいると、本当に幸せな気分になります。これは買ってよかったとつくづく思います。

 

木の温かみが伝わるように

生まれて初めてインテリアコーディネートというものをしてみたので、ほかの方のルームツアーや実例写真を探して参考にしました。ホワイトのミニマルなテイストより、ウッドのコージーなテイストが自分の好みには合っていました。一人暮らしのせいか、家に帰って来たときに温もりを感じたいと思ったようです。

 

 

それで食卓やチェストは無垢材にして、雑貨も無彩色ではなく存在感のあるカラーを選びました。 クリスマスに植物と木の枝を利用してデコレーションしたときの写真です。

 

 

ただ、ウッドばかりになると単調に見えそうで、スチール製のガラスラックをポイントにしました。

 

 

部屋のあちこちに絵を飾っています。僕が好きな写真、印象深かった展示会のポスター、好きな作家の図録、そして大切な友達が描いてくれた絵まで。季節ごとに合う絵を飾って、部屋の雰囲気を変えています。

 

大事なのは、どんな絵でも自分に意味のあるものしか置かないということです。他人に見せるためではない、僕が見るための絵ですから。

 

一番好きな時間

こうやってソファにくつろいで、空の青さが濃くなっていくのを見る夕方の時間帯が一番好きです。

西村をより好きになった理由は、静かだということでした。西村に遊びに来ていた頃は気づかなかったことですが、住んでみると、両親と暮らしていたマンションとは違う静かさがありました。きっと小さな町だからなんでしょうね。

 

 

静寂の夜、好きな音楽を流して、ほのかな月の光が差す窓の風景を見ていると心まで休まるようです。

 

 

もちろん、昼も素敵!

リビングはそんなに広くないので、テレビの代わりにプロジェクターを使っています。プロジェクターは値段が高いものでも、遮光カーテンがないと鮮明に映らないという欠点がありますが、昼間は会社に行っている僕には関係ないことでした。仕事を終えて、好きな映画やバラエティー番組を見るのが僕のささやかな幸せです。

 

「ノッティングヒル」を夢見る食卓

 

映画「ノッティングヒルの恋人」に、みんなで食卓を囲んでディナーを食べ、最後のブラウニーは誰が食べるか言い合いながら心に秘めていた話をするシーンがあります。僕が一番好きなシーンです。

 

 

ダイニングスペースはノッティングヒルのそのシーンをイメージしました。毎日ではありませんが、好きな人とここでおいしいご飯とお酒を飲みながらおしゃべりをしています。

 

 

今年のクリスマスはコロナのせいで一人で過ごしましたが、それでも楽しかったです!来年はみんなと一緒にパーティーができたらいいですね。

食卓の手前にある窓には、わざとブラインドを設置していません。食事のときだけは、窓の外を眺めたいと思ったからです。昨年の冬、積もるほど雪が降ったときの写真です。

キッチン

僕の三食はここで

会社で昼ごはんを食べるとき以外は、ほとんど自炊しています。キッチンで料理をすることが多いので、なるべく動線を邪魔しないように整理整頓を心がけています。

レモン色の飾り棚には、普段使わないけどお客さんが来たり、特別な日に取り出すお気に入りのお皿と友達が作ってくれた陶器のオブジェを収納しています。

 

 

ステンレスの棚には僕が好きなお酒とキッチン用品、レトルトの非常食が並んでいます。

コーヒーメーカーもありますが、余裕のある週末にはコーヒー豆をミルで挽いてハンドドリップでコーヒーを淹れています。コーヒーが大好きで、おいしいコーヒーを淹れてくれるカフェに行くと必ず豆を買ってきて、家でも同じ味を楽しんでいます。

 

 

冷蔵庫は一日の間に何度も開け閉めするので、額縁に入った写真や絵よりも目がいく場所です。それで僕は大好きな母と父の写真を貼りました。心の中ではずっと一緒にいたい気持ちの表れです。

写真の横にある新聞のコラムも母がくれたものです。たまに母は印象深かったコラムを切り取って、実家の僕の部屋の机にのせておきます。そんな母の気持ちを忘れないように、コラムを持ってきて冷蔵庫に貼っておくのです。

寝室

好きなものを見ながら眠りにつけるなら

 

 

室内ドアは白にしたかったのですが…。マイホームでもないですし、部屋のドアに白い布をかぶせることにしました。こうやって何気なくやってみたインテリアが、いい感じに見えたりしますよね。

 

 

寝具は部屋の雰囲気づくりにおいて最も重要な要素です。季節が変わるたび、それに合った素材とカラーに替えています。

 

 

今はディープグリーンの寝具で、シーツがこすれる音がすごくいいんです。しばらくしたらたぶん、生成色の寝具に替えると思います。

 

 

寝室には僕が好きなオブジェがいっぱいあります。最初はミニマルにベッドだけにしようと思っていましたが…。マキシマリストの僕には無理でした。

 

 

コツコツと集めてきたガラスのオブジェと好きな本、僕が愛する90年代のニューヨークが描かれたポスターとヴィンテージ照明、椅子。大好きなものを見ていると、よく眠れそうな気がします。

僕は「アナログレコードと観葉植物」が好きです。

レコードプレーヤーで音楽を流すのが好きです。以前は「家でなら音楽はパソコンで流せばいいんじゃない?」と思っていました。でも友達からプレゼントでもらったレコードプレーヤーで音楽を聴いてから、レコードならではの魅力にハマってしまいました。毎日レコードを選ぶ楽しさと、雑音が入った音から感じられるレトロ感がたまらないです。

それにレコードのジャケットもまるでフレームの中の絵画みたいで、インテリアの一つになってくれるので、その日の天気や季節に合わせて飾るレコードを変えています。

僕の家は観葉植物が多いです。はじめは殺風景になりがちな部屋に緑を取り入れて、温もりを与える目的でしたが、今では植物を育てるのが僕の大きな幸せになりました。

 

 

今数えてみたら、20種類以上の植物を育てていました。枯れてしまったものもありますが、ほとんどはちゃんと育ってくれています。家に植物があれば、季節の移り変わりを感じることができ、手入れをしながら頭の中を整理することもできます。

 

町を一周しながら

 

 

僕は町も広い意味では家だと思います。一人暮らしすることを決めて、初めにやったことが「住みたい町探し」だったのもそんな理由からです。

これは実家を出たあとに知ったことなんですが、母は僕が住んでいる西村から景福宮を通り過ぎて少し歩いたところにある徳成女子高校を卒業したんだそうです。それに父は、僕の家の近くの社稷公園で中学の頃に友達と野球をして遊んでいたらしいです。おそらく40~50年前の話でしょうけど。

そうしてみると、僕がここ西村に住みたいと思ったのは偶然ではないかもしれません。そして今は僕が大好きな友達も一人ずつこの町に引っ越してきて、西村での暮らしが幸せで、とてもありがたいです。

Epilogue

 

 

「家の広さと幸せの大きさは比例しない」

これはこの前、韓国の街歩き番組で聞いた言葉ですが、僕の心に響きました。もちろん誰でも、より広くて快適な家に住みたいと思うでしょう。最近は家が不動産投資の対象とも思われていますし。ですが、家という空間の本質は何なのか、一度は考えてみる必要があるんじゃないでしょうか。

僕は家づくりをすることで、自分の手で作った空間が与える幸せがどれだけ大きいものなのかを知りました。そしてそんな空間を作っていくことで、自分の好みは何なのか、自分に合う雰囲気は何なのか、少しずつ学んでいます。

高級マンションと高い家具はお金で買えますが、自分の好みと雰囲気はお金で買えないということ。その気持ちを忘れずに、大事にしたいです。

 

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